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タレトリ物語


昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんが竹林に入っていくと輝く竹を見つけました。
おじいさんは不思議に思い、持っていた斧でスパーンと竹を割ると
中からそれはそれは可愛らしい、たれや姫が出てきました。
子供のいなかったおじいさんとおばあさんは大変喜び、そして2人はたれや姫を大事に育てました。

数年が過ぎたある日、たれや姫が言いました。

 ヒメ 「わたし、月に帰らなくてはならないの」
 ジイ 「え?帰るってあんなに遠い所にかい?どうやって」
 ヒメ 「お月様から迎えの馬車がくるの」
 ババ 「そんなことを言わずいつまでも私たちと一緒にいておくれ」

老夫婦はなんとかたれや姫を留めさせようと努めましたが、たれや姫の決心は変わらないようでした。


 ジイ 「たれや姫はいったいいつ月に帰るんだい」

月に帰るという言葉から1年が過ぎても相変わらず同居しているたれや姫に問い掛けると

 ヒメ 「さっき迎えの馬車から『地球に100m近づいた』って連絡が来たわ」
 ジイ 「そうかい」

おじいさんは耳が遠かったので、彼女の言葉を聞き間違えたと思い、そのまま聞き流しました。
まだ一緒に暮らせる、という事実の方がありがたかったのです。

そしてまた数年後

 ジイ 「たれや姫はいったいいつ月に帰るんだい」
 ヒメ 「おじいさんとおばあさんはいったい何百歳まで生きるつもりなのよ」

たれたれと生きていたら気付けば、130歳を超えた老夫婦と、嫁に行き遅れたたれや姫が50年以上も仲良く暮らしていましたとさ。

めでたしめでたし。



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浦島たれ郎


昔々あるところに若い漁師のタレ郎がおりました。
仕事帰りにタレ郎が浜辺を歩いていると、遠くで子供たちが集まって騒いでいます。
近づいてよく見てみると、子供たちが一匹の海亀をいじめているところでした。

 海亀 「い、痛いよ。やめて〜。助けて〜」
 子供 「あっはっは。コイツ泣いてやがるぜ」
 子供 「うらうらうら〜。おめぇの甲羅は鎧にもならんのかぁ」
 子供 「おめぇ、龍宮城に住んでるんだろ?カネ目の物持って来いよ。ぁん?」

最近の子供は怖いです。すぐ逆ギレしちゃうし。

 タレ (ど、ど、ど、どぉしよぉおお)

めちゃくちゃ怖いタレ郎でしたが、亀の悲鳴が耳を離れません。
男子たるものこんなことで逃げ出しちゃいけないよ
タレ郎は男の子!ママたれの言葉を思い出し、勇気を振り絞って子供たちに言いました。

 タレ 「か、亀さんいじめちゃダメだよぉぉおぉ〜」

その声を聞いて一斉に振り返った子供たち

 タレ (や、殺られる)

そう思い逃げ出そうとしたタレ郎でしたが、あっさり子供たちに捕まってしまいました。

 子供 「なんだ、たれぱんだかよ。驚かすなよ」
 子供 「ぷにぷにしてるぜ、おもしれぇ」
 子供 「これは口なのか?鼻なのか?」

子供たちは亀のことはすっかり忘れて、タレ郎で思い思いに遊ぶと手を振って去っていきました。
なんだか丸くおさまったようです。
蚊帳の外に放置状態だった海亀はなんだか納得がいきませんでしたが
助けてもらったので、龍宮城の掟にしたがってお礼をしたいとタレ郎に言いました。

 海亀 「さあ、ボクの背中に乗ってください」

言われるままに海亀の背中にのると、大海原へと海亀は進んでいきました。

ザップーン… ブクブクブクブク…

  … 30分後 …

浜辺に海亀の姿がありました
その傍らには水分をたっぷり含んでふやけたタレ郎


  龍宮城は遠かった



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桃たれーさん


昔々あるところに、たれじいさんとたればあさんが住んでいました。
たればあさんが川に洗濯に行くと、大きな桃が ドンブラコ〜ドンブラコッコ と流れてきました。
たればあさんはそれを見て

  「なんだ桃か」

すあま以外に興味のなかったたればあさんは、そのまま洗濯を続けました。

桃はどこまでもどこまでも流れていきましたとさ。

めでたしめでたし…?




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